ピアノの楽しみ方10

ピアノは脳トレになる?|大人の趣味として頭を使いながら楽しむ

ピアノは楽譜を読む・指を動かす・音を聴くなど複数の作業を同時に行うため、頭を使いながら楽しめる趣味といわれています。脳トレ目的で大人がピアノを始めるときのポイントと、無理なく続けるコツ、教室選びの視点を解説します。

ピアマップ編集部

「ピアノを始めると脳トレになる?」——大人になってからピアノに興味を持つ方の中には、音楽を楽しむだけでなく、頭を使う趣味としてピアノが気になっている方も多いのではないでしょうか。

ピアノを弾くときには、楽譜を読み、鍵盤を確認し、左右の手を別々に動かし、リズムを取る——と、さまざまなことを同時に行います。この記事では、ピアノ演奏中に頭と身体がどう働いているのか、そして脳トレを兼ねてピアノを始めるときのポイントと続け方を解説します。

ピアノは脳トレになる?

ピアノの演奏には、楽譜を読む・記憶する・指を動かす・音を聴く・リズムを取るなど、複数の作業が同時に含まれています。そのため、ピアノは「頭を使いながら楽しめる活動」の一つといわれています。

ただし、「ピアノを弾けば脳機能が必ず向上する」と断定することはできません。脳トレだけを目的にするのではなく、音楽を楽しみながら、自然にさまざまなことに頭を使う趣味として考えるとよいでしょう。

気分転換としての側面が気になる方は、ピアノはストレス解消になる?もあわせてご覧ください。

ピアノを弾くとき、頭の中では何をしている?

ピアノは、単に鍵盤を押しているだけではありません。演奏中はこれだけのことを並行して行っています。

作業具体的にしていること
楽譜を読む音の高さ・指の位置・記号の意味を確認。右手と左手で違う音符を同時に読む
指を動かす楽譜に対応する鍵盤を、左右で異なる動きで弾く
リズムを取る音符の長さや休符を意識し、一定のテンポを保つ
音を聴く弾いた音が合っているか、強弱がついているかを確認する

楽譜に不慣れな方は、楽譜の読み方の基礎解説から始めると取り組みやすくなります。

両手で別の動きをするのがピアノの特徴

ピアノでは、右手でメロディーを弾きながら左手で伴奏を弾いたり、左右で違うリズムを演奏したりします。

最初は「右手はできるのに左手が動かない!」「両手にすると急に分からなくなる!」ということも珍しくありません。練習を重ねて、少しずつ両手の動きを合わせていく——この過程こそ、頭と身体を同時に使うピアノならではの面白さです。

新しい曲への挑戦や暗譜も刺激になる

いつも同じ曲を弾くのではなく、新しい曲に挑戦することもピアノの楽しみです。新しい曲では、新しい音符・リズム・指使い・コード・演奏表現などを覚えることがあり、「次は何が出てくるんだろう」と考えながら練習できるので単調になりにくいのも魅力です。

また、楽譜を見ずに弾く「暗譜」に挑戦するのも一つの方法です。最初から1曲丸ごと覚える必要はなく、短いフレーズや数小節から始めてみましょう。「覚えて弾けた」という達成感も、ピアノの楽しみの一つです。

大人から始めても大丈夫?

もちろん大丈夫です。「子どもの頃に習っていないから無理」と考える必要はありません。

初心者向けのピアノ教室では、楽譜の読み方や鍵盤の位置から学べます。最初は簡単な曲から始めて、少しずつできることを増やしていきましょう。50代・60代から新しい趣味として始める方にも取り入れやすい習い事です。年齢に不安がある方はシニアから始めるピアノも参考にしてください。

1日10分でもOK。無理なく続けるコツ

「脳トレになるなら毎日1時間練習しないと」と考える必要はありません。忙しい方なら、1日10〜15分程度から始めるのもよいでしょう。たとえば、

  • 5分:音符や指の練習
  • 5分:練習中の曲
  • 5分:好きな曲

というように分ける方法もあります。大切なのは、無理をして長時間続けることではなく、楽しみながら継続することです。

脳トレ目的なら「楽しめること」を最優先に

ピアノを長く続けるためには、楽しいと感じられることが何より大切です。脳トレを意識するあまり、「難しい曲を弾かなければ」「毎日絶対に練習しなければ」と自分を追い込む必要はありません。

好きな曲を弾いたり、少し難しい曲に挑戦したりしながら、自然に頭と指を使っていきましょう。

ピアノ教室を選ぶときのポイント

独学でも始められますが、教室に通うと楽譜の読み方・正しい指使い・リズムの取り方・練習方法などを講師から直接教えてもらえます。脳トレを兼ねて趣味として始めたい方は、次の点をチェックしてみましょう。

  • 大人の初心者に対応している
  • 楽譜の読み方から教えてもらえる
  • 自分のペースで進められ、好きな曲を取り入れられる
  • 講師に質問しやすく、雰囲気が自分に合っている
  • 無理なく通える場所にある

ピアマップ掲載の東京都内の教室では約85%が体験レッスンを実施しています。「脳トレを兼ねて始めたい」という目的も、体験レッスンで気軽に伝えてみましょう。

まとめ:「楽しいから続く」が結果的に頭を使う

ピアノは、楽譜を読む・記憶する・指を動かす・音を聴く・リズムを取るなど、さまざまなことを同時に行いながら楽しめる趣味です。ただし効果を期待して身構えるのではなく、

  • 好きな曲を選ぶ
  • 簡単な曲から始める
  • 新しい曲にも挑戦する
  • 短時間でも継続する

ことを意識してみましょう。「脳トレになるからピアノを始める」から、「ピアノが楽しいから続けていたら、自然と頭も使っていた」へ。そんな付き合い方が、長くピアノを楽しむ秘訣かもしれません。

よくある質問

Q. ピアノを弾くと脳トレになりますか?
A. ピアノの演奏には楽譜を読む、記憶する、指を動かす、音を聴く、リズムを取るなど複数の作業が含まれるため、頭を使いながら楽しめる活動の一つといわれています。ただし、弾けば必ず脳機能が向上すると断定できるものではありません。
Q. 大人からピアノを始めても脳トレとして楽しめますか?
A. 楽しめます。初心者向けのピアノ教室では楽譜の読み方や鍵盤の位置から学べるため、音楽経験がなくても始められます。50代・60代から新しい趣味として始める方にも取り入れやすい習い事です。
Q. 毎日どのくらい練習すればいいですか?
A. 長時間の練習は必要ありません。忙しい方は1日10〜15分程度から始めるのがおすすめです。音符や指の練習、練習中の曲、好きな曲と5分ずつ分ける方法もあります。無理なく楽しみながら継続することが何より大切です。