音大ってどんなところ?|学べること・入試・卒業後の進路を解説
音楽大学(音大)では何を学ぶのか、ピアノ専攻のレッスン内容、実技や楽典・聴音などの入試科目、卒業後の進路までをわかりやすく解説。音大を目指す場合のピアノ教室選びのポイントも紹介します。
「音楽大学って、普通の大学と何が違うの?」「ピアノが上手な人しか入れないの?」
ピアノを習っていると、一度は「音大」という進路が気になることがあるかもしれません。音楽大学、通称「音大」は、音楽を専門的に学ぶ大学です。演奏技術だけを磨く場所ではなく、音楽理論や歴史、作曲、教育など、音楽に関する幅広い分野を学びます。
この記事では、音大で学べること、入試の内容、卒業後の進路、そして音大を目指す場合のピアノ教室選びまでを解説します。
音大では何を勉強する?
音大と聞くと、毎日ピアノを弾いているイメージがあるかもしれません。もちろん演奏を専門に学ぶ学生も多いですが、学ぶ内容はそれだけではありません。
- 楽器の演奏・声楽
- 作曲
- 音楽理論・音楽史
- ソルフェージュ
- 音楽教育
- 指揮
- 音楽文化
大学によって学科や専攻は異なるため、自分が何を専門的に学びたいのかを考えて学校を選ぶことが大切です。
ピアノ専攻では何をする?
ピアノを専門に学ぶ場合は、個人レッスンを中心に演奏技術を磨いていきます。曲を練習するだけでなく、音色・表現力・リズム・テクニック・楽曲の解釈・舞台での演奏についても深く学びます。
また、ピアノ専攻でもピアノだけを勉強するわけではありません。音楽理論やソルフェージュなど、音楽を理解するための基礎科目も重要になります。
音大はピアノがものすごく上手じゃないと入れない?
演奏系の専攻では、入学試験で実技試験が行われるのが一般的なため、一定の演奏技術は必要です。
ただし、求められるレベルは大学や専攻によって異なります。「音大=全員が世界的な演奏家を目指している」というわけではなく、将来の進路や専門分野によって必要な技術や知識も変わります。
音大の入試には何がある?
音楽大学の入試では、一般的な大学入試と異なり、音楽の実技試験が重要になることがあります。ピアノ専攻なら、指定された課題曲などを演奏する試験が行われる場合があります。
そのほか、次のような科目が含まれることもあります。
- 楽典
- 聴音
- 新曲視唱
- 面接・小論文
入試内容は大学や専攻によって大きく異なるため、志望校の募集要項を早めに確認しましょう。
音大に行くには何歳からピアノを始めればいい?
演奏を専門的に学ぶ場合、早い時期から継続的に練習するケースは多くあります。しかし、重要なのは開始年齢だけではありません。本人の練習量や学習環境、目標、指導者など、さまざまな要素が関係します。
始める時期の一般的な考え方は子どもは何歳からピアノを習うべき?でも解説しています。音大を目指すことを考え始めたら、早めに講師へ相談し、必要な練習内容や進路の計画を立てるとよいでしょう。
音大を卒業したら演奏家になるの?
音大卒業後の進路は、演奏家だけではありません。
- ピアノ講師・音楽教室の講師
- 学校教員
- 作曲家・編曲家
- 音楽制作、舞台やコンサート関連
- 音楽出版社
- 一般企業
など、さまざまな進路があります。音大で学んだ知識や経験を、音楽業界以外の仕事に活かす人もいます。なお、「音大卒の先生=必ず良い先生」とは限らない点については、音大卒だから良い先生?で詳しく解説しています。
音大は普通の大学とどう違う?大変?
音大にも一般教養科目はありますが、専門的な音楽の授業が多いことが特徴です。特に演奏専攻では、個人レッスンや実技の練習に多くの時間を使い、演奏会や発表会、公開レッスンなど、実際に音楽を経験する機会も豊富です。
音楽を専門的に学ぶ以上、授業以外にも個人練習の時間を確保する必要があり、試験や演奏会に向けて緊張する場面もあるでしょう。一方で、音楽について深く学びながら、同じ分野を志す仲間と過ごせる環境は音大ならではの魅力です。「大変だけれど楽しい」と感じる人も多いでしょう。
音大を目指すならピアノ教室選びも重要
将来的に音大への進学を考えている場合、一般的な趣味向けのレッスンとは異なる準備が必要になることがあります。
- 実技試験対策
- 楽典・音楽理論
- ソルフェージュ・聴音
- 志望校に合わせた受験対策
こうした指導に対応できる教室かどうかを確認しましょう。「音大を目指したい」と思ったら、音大受験の指導経験がある講師に早めに相談することがおすすめです。教室の探し方は音大受験に強いピアノ教室とは?で詳しく紹介しています。
音大を目指さなくても音楽は学べる
もちろん、音大に進学しなければ音楽を本格的に学べないわけではありません。ピアノ教室や音楽教室、公開講座などを利用して専門的な知識を学ぶこともできます。「音大に行くほどではないけれど、もっと深くピアノを学びたい」という方も、自分に合った方法を探してみましょう。
まとめ:音大は音楽を幅広く深く学ぶ場所
音大は、ピアノや声楽などの演奏だけでなく、音楽理論、作曲、音楽史、教育など、音楽を幅広く専門的に学ぶ場所です。
演奏系の専攻では実技試験が重要になることが多く、目指す場合は早めの準備が大切です。卒業後の進路も演奏家に限らず、音楽を仕事にする道から一般企業まで多様です。
将来、音大への進学を考えているなら、まずは現在のレベルや目標を先生に相談してみましょう。早い段階から方向性を考えておくことで、必要な練習や勉強を計画的に進めやすくなります。
よくある質問
- Q. 音大では何を勉強しますか?
- A. 楽器の演奏や声楽だけでなく、作曲、音楽理論、音楽史、ソルフェージュ、音楽教育、指揮など、音楽に関する幅広い分野を専門的に学びます。大学によって学科や専攻が異なるため、自分が何を学びたいのかを考えて学校を選ぶことが大切です。
- Q. 音大はピアノがものすごく上手じゃないと入れませんか?
- A. 演奏系の専攻では入試で実技試験が行われるのが一般的で、一定の演奏技術は必要です。ただし求められるレベルは大学や専攻によって異なり、全員が世界的な演奏家を目指しているわけではありません。将来の進路や専門分野によって必要な技術や知識も変わります。
- Q. 音大を卒業したら演奏家になるのですか?
- A. 進路は演奏家だけではありません。ピアノ講師や音楽教室の講師、学校教員、作曲家、音楽制作、舞台・コンサート関連、音楽出版社のほか、一般企業に就職する人もいます。音大で学んだ知識や経験を音楽業界以外の仕事に活かす人も多くいます。